第1回『地域をつなぐ点と線』午前の部
北海道教育大学 芸術・スポーツビジネス専攻3年 岡田 結
校舎内外を見学し、むろらん100年建造物保存活用会の方が解説をしてくださった。
旧絵鞆小学校は歴史のある学校で全国的に珍しい円形校舎が2棟1対で使われていた。閉校後は耐震性の問題で1棟の取り壊しが決定していたが、2棟の保存を願う市民らの活動により存続できるようになった。
小学校の真下には絵鞆貝塚が埋まっており、良い保存状態の土器、土偶などが大量に発掘されている。なんと元職員駐車場を調査すると縄文人の人骨が発掘されたそうだ。
私は、このお話を聞き絵鞆はよく人が集まる場所だったのだろうと思った。絵鞆貝塚が綺麗に残されていたこと、旧絵鞆小学校に貴重な円形校舎があったこと、そしてそれを保存活用する人達がいること。これらがあって我々は絵鞆で縄文時代まで思いを馳せることができている。1つの場所が時代を通して人と人を繋いでいく場所になっているのが興味深かった。
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