文/芸術・スポーツビジネス専攻3年 渡辺さら
写真/芸術・スポーツビジネス専攻3年 白木花蓮
【ストーンサークルを作ってみよう!】
12:10作業開始
13:00作業終了
撤収 15:00~15:15
教育大学岩見沢校生 17名
一般参加者 10名ほど
令和6年9月29日の12時、室蘭市立絵鞆小学校の体育館で、ある取り組みが行なわれた。それは【ストーンサークルを作ってみよう!】というワークショップである。
北海道教育大学岩見沢校、ビジネス専攻の授業の一環で私は参加することとなった。
事前に用意してあった300個程の石を1階から3階まで運び出す取り組みから始まり、運び出された石を体育館の中心に綺麗に並べる作業と同時進行で行われた。
また、学生を含む参加者には、あらかじめ石を拾って持ってきてもらっているため、ストーンサークルの一部になる石として、どうしてその石を選んだのかアンケートをとり、その後三階の体育館に展示してもらった。
室蘭市立絵鞆小学校では縄文人の骨や縄文貝塚などが発見され、お墓であった可能性がある場所である。またストーンサークルもお墓である事が多いなどの関連性があることから、展示する際にはお供えの意味も込めて素手で置くといった取り組みもした。
そして、50分ほどの作業を経て全ての石を用いたストーンサークルが完成した。
直径約2メートルの大きさとなり、石の大きさのバランスを考えて均整のとれたストーンサークルとなった。
石の種類や大きさ、色が異なるためカラフルで個性的であり、ストーンサークルと円柱型の体育館の円がマッチしていて、非常に壮観であった。
完成した後は映像作家の方が撮影し、素晴らしい動画となって北海道庁関連のサイトによりオンライン公開される予定であるため、皆さんぜひ一度見てもらいたい。
縄文時代のストーンサークルは離れた川から石を運び出して作られているが、1階から3階まで往復して運ぶだけでも大変な思いをしたことを考えると、何キロメートルも離れた場所から運び出していた縄文人の気がしれない。それだけ環状列石を作るということが、縄文人にとって大切であったかを身を持って知ることができた。
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