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地域プロジェクトⅢ ワークショップ ブログ②

文/芸術・スポーツビジネス専攻3年 伊勢澤颯太

写真/芸術・スポーツビジネス専攻3年 西島 萌恵


令和6年9月29日、イギリス・スコットランドのオークニー諸島から考古学者アンソニー・トーマスさんをゲストに迎え、特別講義が開催されました。トーマスさんは、ロンドンから800キロ離れたオークニーまで飛行機を2回乗り継いで来日。オークニーは5000年前に文化の中心地で、砂岩が豊富で建設に適しているため、遺跡が良好に保存されています。

特に、世界遺産に登録された4つの遺跡は1999年に認定され、祭りや儀式の痕跡が見つかっています。これらの遺跡の石は別の場所から運ばれ、各集落が共同で建設したと考えられています。また、1850年代に発見された住居跡「スカラ・ブレイ」は、嵐で砂が吹き飛ばされて見つかり、居住空間や家具が確認されました。さらに、儀式で使われたと推測される石のボールや幾何学模様の装飾が施された道具も発掘されています。

講義後の質疑応答では、オークニーと日本の気候や文化の類似性にも触れ、両地での共通の思想や環境が同じような成り立ちを生んだ可能性についても語られました。

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