午後クロストークを聞いて(オンラインから)
文 :北海道教育大学 芸術・スポーツビジネス専攻 大西啓介
写真:関 浩勝
初めに話を聞いていた中で特に印象に残った言葉は、「縄文時代は飛行機がなくとも海を渡って文化が伝わっている」という言葉だった。
縄文時代については小中高生時代に歴史で学んだことぐらいしか知識がなかったが、とても楽しめる内容だった。縄文人は住みやすい場所、例えば川の近くの水場や食料の取りやすい場所、災害が少ない場所に住むことが多いが、例外として災害の多い地域に戻ってくることあり、その場合は土地との結びつきが強いため戻ってくるのではないかという考えがあると聞いた。震災があった後私の家族が地元に残り続けたように、いつの時代の人間も住み慣れた土地を離れたくない性質は変わらないのかなと感じた。
会場である絵鞆小学校は、貝塚などの遺構が見つかっており、命が循環する場所でそこにある建物が環状建造物で命の循環を想起できる円環であるというのは過去と現在がリンクしていてロマンがあると感じた。
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