午後の部②「青森の文化と縄文 ~SDGsの視点から~」レビュー
文: 北海道教育大学 芸術・スポーツビジネス専攻 木戸颯太郎
写真:北海道教育大学 芸術・スポーツビジネス専攻 中島聡一郎
今回講師を務めていただいたのは、そして青森県立美術館建設運営計画を策定し、アートディレクターでtecoLLCを設立し代表を務めている立木祥一郎さんだ。ここでは青森県立美術館に隣接している三内丸山遺跡に触れながらレクチャーして頂いた。
青森の三内丸山遺跡付近で暮らしている人達は、地面を掘り返せば土器などが多く出てきたとのこと。それらを廃校を活用した場所で美術館のように展示し、青森と縄文の繋がりを目に見える形で残している。
「地下に真実、地上にロマン」とおっしゃっていた立木さん。今建てられている縄文関連の建物や道具などは、建物跡や発掘されたものから想像して作られている。しかし確実にあった文化、確かな証拠を持っていなければ復元は不可能だが、地下には必ず真実が眠っておりそれを地上に現そうという思いが込められている。
一般教養としても習う三内丸山遺跡だが、考古学は「穴」に価値がある事、まだまだ発掘の余地だらけということを知ると、習った時とは全く違う面白さを見つけられるかもしれない。
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