第1回『地域をつなぐ点と線』午後の部① 芸術・スポーツビジネス専攻3年 高橋宏和
今回講師を務めていただいたのは、セインズベリー日本藝術研究所・所長および考古学遺産センター長、イースト・アングリア大学日本学センター長である、サイモン・ケイナーさんだ。サイモンさんには、日本とイギリスの環状列石や考古学について語っていただいた。
日本の縄文文化と、同時代に形成されたイギリスの文化には類似している点があるという。その一つとして挙げられるのが環状列石であり、有名なイギリスのストーンヘンジもその一つである。はるか遠く離れた地で似たような文化が形成されていることは不思議であるが、円の形に何か特別な意味が込められているのではないかとサイモンさんは話す。
さらには、日本とイギリスの考古学は明治維新の頃から交流があり、互いの文化の紹介が行われていたという。
サイモンさんはイギリスで日本の縄文文化を紹介する企画も行っている。そして、今後もイギリスと日本の文化や考古学の交流を行っていきたいと話した。
他にもここに書ききれない程多くのことを語っていただいたが、その面白さはどれも時間が足りないと感じるほどだ。だが、日本とイギリスで似たような文化が形成され、考古学の交流もあったことを踏まえると、そこにはまだまだ面白い事実があるに違いないだろう。
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